フィナステリドの副作用について！例え話！

遊園地のたとえ話

「ホワイトランド」と「ブラックランド」という二つの遊園地がある と想像してください。二つは近い立地にあって、ライバル同士です。 しかし、あらゆる面でホワイトランドの方が優れています。

敷地はホワイトランドの方が広い。乗り物はホワイトランドの方が多い。従業員もホワイトランドの方が多い。歴史もホワイトランド の方が長い。そして実際にお客さんの満足度もホワイトランドの 方が高い。となると、お客さんは「どっちを選ぶ?」ってなると、 ホワイトランドを選びますよね。実際にホワイトランドの方がお客さんも多かったです。

ブラックランドは、お客さんが少なくて苦しんでます。そこでブラッ クランドは考えました「インターネットを使ってマーケティングをしよう!」と思いついたんです。

WEB メディア運営者に営業代行を頼む

ブラックランドのマーケティング担当者は、web メディアを運営し ている人たちに声をかけたんですね。

「web メディア運営者のみなさん!あなたが運営している web サイトから、うちのブラックランドに申し込んでくれた人がいたら 、報酬を支払います!入園料 10000 円ですけど、そのうち半分の 5000 円を報酬として支払いますので、ぜひあなたの WEB メディアで、うち、ブラックランドを紹介してください!」 って言ったんです。

そうしたら web サイトの運営者たちも「一人申し込んで 5000 円 は大きいな」っていうことで、自分の持っている web メディアの中でブラックランドを紹介する記事を書くようになります。

もちろん申し込んで欲しいから褒めますよね。ブラックランドのいいことばかりを書こうとします。 逆にライバル関係にあるホワイトランドは、けなそうとします。

新規メディアが立ち上がる

そして報酬が高額だから「これは儲かるぞ!」ということで、web メディアの中の 1 コンテンツ(記事)として、ブラックランドを紹 介するのではなくて、遊園地の比較サイトをイチから作るようになります。

「遊園地の選び方」とか「全国にはどんな遊園地があるの?」とか、遊園地に関する情報を探している人を呼び込むような web サイトにして、最終的にはブラックランドに申し込ませるような流れにし ます。

例えば「家族で遊べるおすすめ遊園地 10 選!」とか「人気遊園地ランキングベスト 10!」とかですね。そういう記事を書いて、ことごとく一位をブラックランドにするわけです。

もちろんこの記事を書く人はブラックランドに行ったことすらありま せん。ネットで集めてきたブラックランドの情報を切り貼りして、良く見せているだけの記事です。

こういう web サイトがたくさん作られると「遊園地どこに行こうかなー?」と悩んでいる人が、いろんなサイトを見比べて「あれ?こ こでも一位、ここでも一位。ブラックランドいろんなランキングで一位じゃん!行ってみようかな?」っていう事になるんですよ。

ライバルのネガティブ情報を拡散

とはいえ  やはりホワイトランドは歴史がありますし、ファンも多いです。実際に両方に行って比較されてしまったら、どうしても負けてしまう。

「じゃあどうすればいいのか?」っていう時に web メディアの運営 者が目を付けたのが、ホワイトランドが過去に起こした事故でした。 ホワイトランドは過去 30 年間で 1 回だけ、ジェットコースターの 事故を起こしたことがあったんです。30 年間でたった 1 回の事故ですから、めちゃくちゃ優秀なんですよ。しかも死亡事故ではなく、 「怪我をしてしまった」という事故です。でも、事故は事故です。

記録に残っています。 遊園地の比較サイトとか、遊園地のおすすめサイトは、こぞってこ の事故を記事にしていくわけですね。

「ホワイトランドでは過去にジェットコースターで事故があったから 危ない!」
「怪我をしたくなかったらホワイトランドに行くべきではない!」 「事故が起きるような管理体制を引いているホワイトランドは信用できない!」

まるで「ホワイトランドに行ってしまったら全員が事故にあって怪 我 を するぞ 」 み たいな勢いで 記事を書くわけです。そうすると、 過去にホワイトランドに行って「楽しかったな」っていう思い出のあるファンの人も「あーホワイトランド行ったらケガするのかー。 怖いな、じゃあ近くのブラックランドに行っとこうか!」ってなるわ けです。

そしてしまいには google で「ホワイトランド」って調べようとする と「ホワイトランド 事故」とか「ホワイトランド 危険」とか「ホ ワイトランド 怪我」とかそういうネガティブなキーワードの候補が、自動的に出るようになってしまうんです。

だから、ホワイトランドに行きたいから「住所を調べよう」と思っ て検索窓に「ホワイトランド」って打ち込んだ人が「ホワイトランドっ て事故あるの?」「ケガするの?」っていう余計な情報に気がつい てしまいます。

そして、実際にその言葉で検索をしてみると、いろんなウェブサイトが「ホワイトランドは怪我をする!」「事故があるから行かない方がいい!」って書いてるんです。「じゃあ行くのや めとこうか」「近くのブラックランドに行こうか」ってなるわけですね。

恐ろしいアフィリエイトの手法

本当は遊園地としてはホワイトランドの方が圧倒的に優れている のに、インターネットのマーケティングをこうやって使われると、 勝てなくなっちゃうんですよ。

このマーケティング手法を「アフィリエイト」って言います。 アフィリエイトの全てが悪いというわけではないんですが、一部のweb メディア運営者は、このアフィリエイトのやり方をうまく利用し て「嘘を書いてお金を儲けている」という事実があります。

フィナステリドと、 この話の関係

ごめんなさい! たとえ話がめちゃくちゃ長くなってしまいました。じゃあそれをフィナステリドの副作用に当てはめるとどうなるのか?っていうことを ちょっと考えてみてください。

ホワイトランドが、フィナステリドです。 ブラックランドは、効果が無いのに価格だけは高い育毛剤です。

そして「過去に起きたたった一回の事故」というのが、フィナステ リドの副作用です。
なんとなく今の説明で分かって頂けたんじゃないかなと思います。

ちなみに、2016 年に日本で一番売れた、某育毛剤は、一本約 7000 円なんですが、アフィリエイトの報酬は 5000 円です。一本 売れたらアフィリエイトサイトの運営者に5000 円入ります。原価 はいくらなんだろう?って話ですよね。 そして、育毛剤の比較サイトとか、育毛剤のランキングサイトとか、 育毛剤のおすすめサイトとか、そんなものは見ない方がいいって いうことも、分かってもらえたんじゃないかと思います。